つづき

ギターは發弦楽器であるため、発音を”点”でそろえることが極めて難しい。またフレット楽器であるため
チューニングが極めて難しい、と言うよりは独奏でさえある程度の妥協をしなければならないギターを
何(時には何十)本も集めて正確にチューニングすることは至難の技だろう。この楽器としての特性のため
ギター合奏は編成が大きくなればなるほど音が濁っていくように自分には感じる。

これがデメリットその2.

以上のメリット・デメリットを鑑みて自分なりの結論としては
A. ギター合奏は音楽をいろいろな角度から眺める事が出来ると言う意味で教育的意義は高い。
B. ギターと言う楽器の特性(フレット族の發弦楽器)から特に大編成では鑑賞・芸術音楽としての地位を
  確立することは難しい。
と考えている。

ジョンがセビーリャコンサートのLDの中で合奏(と言うか重奏)を指導している場面を見たことがある。
5〜6人くらいでおそらく1パート一人の重奏、当然だが合奏用ギターは使っていなかった。
できる限り上記のデメリットを排しつつメリットを享受するにはこのスタイルかなと自分は思っている。

また、LAGQやロメロファミリーの例もあるように1パート一人の重奏なら観賞用芸術音楽として成立することも
可能と思われるが、それにはメンバー一人一人の高い能力が前提で、それでも四重奏くらいまでが限界だろう。