>>530
12音の時代について考えるとき、私の頭の中にはベルクの室内協奏曲が
あって、あれこそがメンデルスゾーンの八重奏曲以降の7楽器以上の室内楽
の久方ぶりの傑作じゃないかと思い、だから>>513にて
>7人以上の大編成の「室内楽」は、この作品以後20世紀になるまではほとんど
>知られた作品がないように思います
と書いたのでした。その後多楽器室内楽はそれなりの作品を生み出してます
よね。まあ、管楽器がはいってくると、だいぶ趣も異なりますし、そもそも
ベルクぐらいの編成になると室内楽といえるのかどうかという疑問もあるが。

「地平線のドーリア」をきいても、そのスコアを見ても、ちっともメンデル
スゾーンは想起されませんね、私には。2群を対抗させて、乾いた響を中心に
して、聴衆が「ああ、のどが渇いた」と思ったころに思いっきりespressivoな
弦のヴィブラートの旋律を出す手法なんか、うまいなあと思って痺れるけど。