>>512
>ショパンの第二番のピアノソナタは、この弦楽八重奏ほどの規範としての役割を
>音楽史的に果たしただろうか?

そういう意味なら当然ショパンのものはピアノソナタなので、交響曲や
室内楽曲に対する規範という役割は果たしていませんよ、もちろん。
ただ、メンデルスゾーンの作品の中で、特にこの八重奏曲が規範となった
というのがよくわからない。
そもそも編成について、後の人はこれを継承しなかったですよね。
7人以上の大編成の「室内楽」は、この作品以後20世紀になるまではほとんど
知られた作品がないように思います(ガーゼはどうだとか、そういうのは無しね)。
シューマンのピアノ五重奏は、確かに雰囲気や作法がこの八重奏に似ていな
くもないのですが、直接の影響があったのかどうか。
シューマンはメンデルスゾーンのピアノ三重奏をべたほめしたのは知られて
ますね。そっちからの影響のほうがあったようにも思うけど(ピアノを核に
据えた室内楽書法という意味でも)。