>>266
少なくとも、晩年に近くなって完成されたヴァイオリン協奏曲は
思いっきり「書いた」ほうですよね。あまりに名曲過ぎて「安っぽい」などと
いう人がいたりすけれど、あの素晴らしい曲のどこが安っぽいのか理解に
苦しみます。なにより冒頭から人を捉えて離さない明確な旋律、簡潔にして
十分な構成、そしてカデンツァの息詰まる展開と再現部へのなだれこみ方。
ここの斬新さは目を見張るようです。ここにカデンツァをこのように持って
くるとは!
サン=サーンスの「序奏とロンドカプリチオーソ」は完全にパクリだと思います。

で、書かなかった理由は、私はよくわからないなあ。やはり多方面にわたる
活動で忙しすぎたんじゃないでしょうか。
明るい一方のメンデルスゾーンと言われながらも、晩年はやはり暗い。
彼にあと数年の寿命を与えてくれたら、そして、作曲に専念してくれたら、
と思わずにはいられません。