>>183
「厨二病」と書いたことについて、あなたは大きく誤解されておられます。
「厨二病」を起こすのは、「すべての内気な男子」です。
つまり、クラオタ男子なら誰だって一度はひっかかるというようなもの。
しかし、世の中は「内気な男子」だけで構成されているわけではない。
世の中の女性や、内気じゃない男子は、「ザ・クラシック」といったら
「メンコン」を思うわけです。誰がシューマンのヴァイオリン協奏曲を
思うのか、と。だから、圧倒的にポピュラーなのはメンデルスゾーンであって
シューマンじゃないんです。残念ながら。それが証拠に、シューマンの
ロマンスを捨てたのは他でもない奥さんのクララでしょう。
もちろん、多くのロマン派の作曲家は「厨二病」的な時期を経験する
内気な男子です。だから、シューマンには一度は取り憑かれる。
しかし、いざ自分が作曲しようとするときにはメンデルスゾーンを参考にする。

で、キリスト教とメンデルスゾーンの関係についても、私の書いたことを
理解していただけなくて残念。メンデルスゾーンとキリスト教との付き合い方は
きわめて特殊だといってるんです。キリスト教圏ならわかるというよりも、逆。
彼は深層においてはヨーロッパのエトランゼです。大半のヨーロッパ人はわからない。
かえって、キリストについて外部から思うわれわれの方が気がついたりするかもしれない。

文学でたとえるなら、「表面的なキモさの消えたカフカ」みたいなものかな。
ドストエフスキーは、メンデルスゾーン的な悩みはなかった。
ドストエフスキーに対応する作曲家は、たとえばプフィッツナーじゃないか!?