「バックハウスの小手先ではない素晴しさがわからない者は結局ベートーヴェンが
わからないのだといえよう」
「テクニックが気になってシゲティの良さがわからない人間は音楽という芸術とは
所詮は無縁なのだといえよう」

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こういう我田引水の妄言を平気で書く頭の悪い評論家のせいで、バックハウス信者と
アンチが生まれてしまったのは不幸なことであるといえよう。
バックハウスのベートーヴェンは、特別にオンリーワンとして神格化せず、
あくまで相対的に評価すればいいのだし、そうすれば、過剰な拒否反応もされずに
すむのに。

バックハウスは、現在のヨーロッパでの評価はどうだか知らないが、ベームとVPOが
定期公演に何度も呼んでいるんだから、リアルタイムでの評価は、たしかに日本だけでなく
本場でも非常に高かったんだと思う。

しかし、今の日本に住む私にとって、唯一無二の定盤ということには、やっぱりならないなあ。
ベートーヴェンソナタも協奏曲も、名盤として名高いブラームスの協奏曲2番も。
ただ、モーツァルトの27番だけは、今もってファーストチョイスとして名盤ガイドに載るのも
納得がいく、好きなCDだ。