http://www.hmv.co.jp/news/article/1001040040/
連載 許光俊の言いたい放題 第172回

 ところで、2009年に私がもっとも感激したコンサートは、
何とこともあろうにベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団
(本拠地での演奏)だった。ハイティンクは今までまったく興味が
ないどころか、嫌な思い出しかない指揮者。ロンドン交響楽団も、
決して好きではないオーケストラ。
にもかかわらず、呆然とするほかないような音楽を聴かされたのだ。
何しろ、「あ! 天国が見えた!」とまで思ったのだから。
コンサートは行ってみないとわからないのである。
 いよいよ最晩年にさしかかったハイティンク、チケットの高さが
話題になったシカゴ響との来日公演には行かなかったけれど、
もしかしたらできるだけ聴いておくべきかも。
詳しいことは、別の機会に記そう。
 幸い、ロンドン響との録音があれこれ出るようだ。心して聴いてみようと思っている。