>>669
> 血糊の大量さに、この話はこうあるべきだと思ったりした。
> ニューヨークのショッピングバッグレディみたいな魔女の集団もよかった。
だねえ。
ヴェルディは悪人がいいねえ。マクベス、マクベス夫人なんかキャラクターが深いよね。
トラビアータの親父とかも。
それに比べるとスカルピアなんかぺらぺらの悪人だもんなあ。

> あのボエームには泣いた。ゲオルギューは三幕以降が前半よりさらに良くなる。
> DVDも楽しめるだろうけど、シネコンの大画面だとまたそれがいいのよ。
> ハイビジョンでの放映も、初見から一年以上経っていたせいか、やっぱり泣けた。
俺はネトレプコのボエームで泣いた。映画仕立ての奴だけど。
いや、ミミじゃなくて、4幕のコルリーネの「古き外套よ」で。
「おまえはすり切れた背を、富にも権力にも曲げなかった」というところで、ふと、
「背を曲げなかったのは外套なんじゃなくて、それを来ていたコルリーネ自身だったんだ」と気がついた。
そういった誇り高さを古い外套に託して、でもミミのためにこれから質屋に行って売るんだという決意を、
曲調は短調だけど内容は取りようによってはコミカルに歌う。
貧乏で誇り高くて愉快で情が厚くて、そういう連中の心根がしみてきてぶわっと泣けた。
プッチーニは「いい人」の描写がいいなあ。
トゥーランドットのピンパンポンなんかも好き。
「首切り大臣」が急にホームシックになったりして。