【追悼】若杉弘さん
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0069名無しの笛の踊り
2009/07/22(水) 11:01:16ID:8onL4agf若杉弘新国立劇場オペラ芸術監督のご逝去にあたって
当財団の若杉 弘オペラ芸術監督におかれましては、2009年7月21日多臓器不全のためご逝去されま
した。日本のオペラ界はもちろん広く音楽界にとりましても、誠に哀惜の念に堪えないところであり、ここに
深く哀悼の意を表します。
若杉監督は、新国立劇場の記念すべき開場10周年を迎える2007年にオペラ芸術監督に就任され、
ヨーロッパの“音楽劇場”で培った経験をもとに、当劇場を国立の劇場としての地歩を固め、新国立劇場
独自の顔を創るべく多大なご尽力をいただき、貴重な財産を遺してくださいました。
歌舞伎に倣って「オペラ十八番」と呼ぶに相応しい普遍的な名作を取り上げるとともに、日本オペラの黎明
ともいわれる1940年初演の『黒船―夜明け』をはじめ、先月には坂田藤十郎さん演出の戦後作品
『修禅寺物語』も成功裏に上演することができました。また、『軍人たち』や『ムツェンスク郡のマクベス夫人』
といった20世紀オペラを紹介し、オペラの伝統を守った舞台から今日的なスタイルでの上演まで、多くの
方々から高い評価を得ていたところであります。
芸術監督在任中のご逝去は、大変残念であり、まさに痛恨の極みでありますが、来年夏までの若杉
監督第3シーズンの企画については諸準備もほぼ整い、最後を飾る 2010年6月の創作委嘱作品
『鹿鳴館』の世界初演に至るまで、氏が選定された意欲的なオペラ作品に、劇場関係者がその遺志を
継ぎ一丸となって取り組む所存でおります。
若杉監督のご冥福を改めてお祈りするとともに、今後とも関係の皆様のご理解とご協力を賜りますよう
お願いいたします。
2009年7月21日
新国立劇場運営財団
理事長 遠山 敦子
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