ヴァイオリン レイトの会 8巻目
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0421名無しの笛の踊り
2009/07/27(月) 13:43:38ID:Yu/mUwyJコンチェルトを弾くのは、鈴木教本の中にそれらの曲が採録されているため、
というのが最大の理由。「それ以上でもそれ以下でもない」とつけ加えればやや
言い過ぎの誹りは免れないだろうが、それでも当たらずといえども遠からずだ。
今はスズキメソードがアメリカをはじめ海外でもかなり普及しているので、
それに伴って海外でもこれらの曲を弾くことが広がってきたが、それも要するに
スズキ教本を使うようになったから、というだけのこと。
「日本では初級者がある程度進むと Vivaldi の a-moll を弾くものだ。」と聞か
された時の(当時の)ドイツの代表的ヴァイオリン指導者の反応は、前スレに
あった通り。ヨーロッパでは、今のようなピリオド奏法「ブーム」が到来する
(すでに「ブーム」は去った、という言うべきだろうが)以前から、 Vivaldi の曲の
演奏をめぐる難しさはよく認識されていたから、それをわざわざ初級者に弾かせる
という発想が理解困難だった(「いいですか、フラウ・コヤス。 この曲は確かに
見た目は易しい。しかし実際には非常に難しいものなのです。」)。
バロックのヴァイオリン曲が今日にまで至るヴァイオリン演奏の歴史の出発点
であり、またバロック曲が「正確なリズム感・ボーイング、正確な音程・調性感を
たたきこむのにいい教材(>>412)」だというのはもちろんその通りだが、それを
言うなら Corelli, Veracini, Tartini らの諸曲をこそもっと取り上げるべきであり、
これらの作曲家はほとんど省みられず専ら Vivaldi, それも例の a-moll や g-moll 曲
ばかりが弾かれるというのは、鈴木教本の存在を抜きにしては絶対に説明でき
ない事態だと言って決して過言ではない。
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