>>897
メカニックとテクニックとは違う意味でお使いなのですか?

ポリーニというピアニストが「完璧の体現」として現れてからもう30年以上になりますが
彼は技術的な完璧さというものを、実は追求どころか意識することもあまりしないピアニストだと思うのです。
いろいろなインタビューなどでも、
「若い頃はあんまり練習しなかったけれど、楽譜はいつも読んでいた」
「なによりも情感の表現に心血を注いできた」
「作曲家の意図に少しでも近づくことが自分には最重要だ」
など、音楽の内側、内側に入って行こうという性向があるようで、
年を重ねてその傾向がますます強くなっているような気がします。
その一つの結果が「賛否両論」の平均律ではないでしょうか?