ギレリスはある意味、非常に異質な存在といえる。
ベートーヴェンにしては音が美しい。
かといって、綺麗なだけの大部分の演奏とは全く異なる。
神的な感があり、構造はしっかりしている。
バッハの見える31番こそ、ギレリスの音楽だ。
バックハウスのような田舎臭さは一切ない。
でもやはり少し綺麗過ぎるきらいがあり、理想論に近いように思う。