32番は難曲中の難曲だからね。
ギレリスも相当苦しんだと思われる。
バックハウスのCDも納得の出来だったかは怪しい。
だがそれでも、今の音楽家とは桁外れだ。

何でポリーニは音楽があんなに力んでるんだろう。
全然タメがない。等間隔に音を鳴らすことを、古典と勘違いしている。
最近持ち上げられてる、現代的とされる演奏家はこういうのが多い。

確かに指を動かす技量はあるのかもしれないが、人間を見る術を持たない。
32番は人間の極限的な感情だから、相当に心を読み取る力がないと弾けない。
どうも今の変な流れだと、本当に力のある若手が評価される素地はないと思わざるをえない。