ベートーヴェン ピアノソナタ総合 その17
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0285名無しの笛の踊り
2009/05/31(日) 09:56:13ID:C42VnIWcただ、私は音楽評論家ではないですし、まして詩人ではありませんので心がうまく言語になりません。
昨夜も作品132のスメタナ盤(1967年録音)を聴いていたのですが、ベートーヴェンは、聴く側に「人生経験を経たある心の状態」を必要とするようです。
そういう意味で「精神的な音楽」なのかもしれません。
度々アマデウスを引用して恐縮ですが…
彼の場合は、こちらがどんな心の状態にあろうと、音楽が鳴りだした途端、「生活感情が消え」ます。
出てくるのは懐かしい風景やその時の心情、人生の到達地点としたい「ある心の状態」
そして何といっても、愉悦、浮き浮き感、典雅と言うしかない優美さ、青白い情熱、魂の深遠、絶望、哀しみ、諦観、孤独、寂寥、至純な透明感…
それなのすべてが一小節ごとに明滅し『美』と呼ぶしかない世界に誘われる。
だから演奏は選びに(と言っても1〜2分で十分ですが)選びます。
誤解を承知で申し上げれば、「心で聴くベートーヴェン」と「感性が試されるモーツァルト」ではないかと…
それにしてもホロヴィッツの悲愴の第二楽章と月光、バックハウスの作品109、スメタナ(旧盤)の作品131。
すべて「感性」が呼応した作品です。
クライスラーのvn.協奏曲第二楽章、アルバンベルクのラズモフスキーの1楽章などまた心にかかる曲もいくつかありますが、切りがないので止めます。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています