モーツァルト本人の言葉を引用する。

"…今の人たちはあらゆるものについて、中庸、つまり真理を知らないし、尊重もしません。
喝采を得るには、町の馭者でも歌えるほどやさしいか、良識ある人間には理解できないほど難しいということで気に入られるか、といったものを書かねばなりません。
でも、私の言いたいことは別のことです。…"

つまり、わざと理解し難い曲を書くことなどありえない。それは、真理を歪めることだ。確かにモーツァルトは、彼の音楽を理解しない者に対して厳しいが、それは真実を理解出来ないことに対する怒りなのだ。