問:このところ盛んだな。

答:私を大事に扱ってくれる人ってのはね、実際のところ、どこかで私のことを時折思いつつも、諦めてしまっている人なんです。

問:だとすると、より純粋な人間の勝ちだな。

答:結婚を求めない。いつも一緒にいれなくても構わない……。

問:そういう絶望下で我々に何を求めているのだろうか?

答:逆に言うとね、自分もまた人に何を求めているのかと。

問:「情」なんだろうか?

答:心か……ちょっと適切な言葉が浮かばないんですが……その一方でVのようなものを持っていた方が、その、人に寄せる思いは引き立って見えるという。

問:Vとか、他に何か無いと、少しずつ理想世界が滅びてゆくような感覚にうっすらと覆われてゆくような……。

答:日常生活の中に愛が入り込む余地を狭めれば狭めるほど相手に多くを求めない。

問:その方向で行くの?

答:迷っている。だが日常生活に愛が入り込む余地が狭まれば狭まるほど、純なものに触れる。