問:『WILD HEARTS』は東京マンスリーの第4回目(86年7月)に披露されたわけですけど、なんと第3回(86年6月)ではこの曲の原型?となる『事情』という仮題のついた現未発表曲を演奏したと一部では報じられてましたよね。

答:ライターの下村さんは、サウンドは全然違うけど『COMPLICATION SHAKEDOWN』(蘭ちゃん)に近いものを感じた!と言ってたね。

問:ずばり、どんな曲だと思いますか?

答:『WILD HEARTS』って2時間ドラマに似合うような曲だと思うのね。

問:まあ最後の「誰かがどこかで〜♪」の部分のリフなんてドラマのエンディングの長いテロップを想起させるサウンドですけど。

答:ところが2時間ドラマと違う部分が1か所あるわけ。

問:「全ての何故に〜♪」のくだりですね。

答:若き日の反抗と同じテンションのものを30過ぎた今もやるならば、それはもう国家や社会・制度・不景気あるいは時事的なものへの言及しかないわけよ。

問:達郎でさえWAR SONGだったもんね。

答:現に今、海堂尊さんが主張してるわけだよ。国家予算からAiの医療費用を出してくれと。

問:あの「全ての何故に〜♪」のくだりのところで官僚に対してストレートに歌いたいですよね。

答:たぶん86年の6月頃に、現システムへの言及か、個人を固めるかの二者択一をね、アルバム制作の上で絞ったんだと思うんだ。