【明治43年・韓国併合と、男女そして世界を、全てを、俯瞰から監視してくれる存在、俯瞰から監視できるような概念の必要性】

次に企画された第三案稿は『クロスファイアー/十字仮面』である。

仮面キャラクターである必要性は『マスクマンK』で語られた部分と同様で、ドラマ内容は『仮面天使』を更に完成させた型と思ってよい。

その内容は……10年前カリフォルニア大学で緑川【近親】教授と大発明を完成させた本郷猛は、ある日30万ボルトの電圧に感電する。
が、緑川教授が自らの命を捨てて救ったおかげで一命を取り留める。
しかし本郷は悪人クロード黒原【満州/釣り?】の証言で殺人者として追われる。
このクロード黒原こそ、緑川教授の発明を入手し、世界征服の手段としようとする悪の組織・ショッカーの一員だった。

しかし本郷は緑川の娘ルリ子、息子の正夫さんにも殺人者だと思われている。
この汚名によって二人が危機に陥る際も本郷は素顔を仮面に隠してのみ二人をショッカーの魔の手から救うことができる。
彼の宿命の印は電気ショックによって受けた傷がもととなって怒りの際、顔に浮かび上がる赤い十字の痣である。

彼の能力は『仮面天使』の設定と変わらず、しかも『マスクマンK』の訓練シーンなどを取り入れ、アクション根性もの要素もつくっている。

見せ場は、極度に誇張されたプロレス的格闘技を中心とした特撮アクションを軸に、敵怪人を倒す工夫や努力、オートバイアクションに集約される。

また出現や威嚇時に火柱を上げるなどの演出も考えられ、この段階でキャ