千住真理子さんは人生の様々な悩みから一旦はヴァイオリンから
離れてしまっていたが、慰問演奏に行った病院で患者さんたちが
自分の演奏を聴いて涙を流しているのを見て、「こんな私でも
ヴァイオリンの演奏でほかの誰かを癒してあげることができるんだ!」と
再びヴァイオリンを弾くようになったという体験の持ち主。
こうした彼女の原点とも言える人生経験を踏まえた彼女の演奏は、
「心の演奏」であり「魂の演奏」なのである。
上の方で彼女の演奏を批判しているのは、ヴァイオリン関係スレでよく
テクニック至上主義を書いているのと同一人物だろうが、頭でっかちの
テクニック至上主義者に彼女の演奏の素晴らしさが分かるはずもない。
フランクのソナタ。一部の抜粋であるにもかかわらず、ラストの箇所
など聴いていて思わず涙があふれてきた。
まさに入魂の名演、入神の境地の凄演であった。
生けるミューズとはまさに彼女のような女性のことを言うのであろう。