でも、シャルクはそれまでのブルの交響曲の出版でも多かれ少なかれしてきたように、
演奏時の具体的な処理を施した状態のスコアを作成した。
楽章冒頭では、1小節目から演奏する低弦がやりやすいように6/4拍子に分割、
主題三現の箇所では、Vnの音型を逐一6連符と記譜せずに拍子の方をあらかじめ12/8拍子にまで分割。
それ以外を4/4拍子にしたのも、「2拍子だと難しいから自然と4つ振りになるように」と考えたか。

もっとも、原典を知るシャルクは師匠の記譜と指示を意識しながら指揮できるんだろうけど、
それ以外の人には元の2/2拍子の存在が見えにくくなる。