(497の続き)

彼のフレーズはしなやかな雄弁さを持つが、ピシッと終わる。各々の音が
ひとつの美しい物である。彼のタッチはミケランジェリの純潔さを
思い起こさせるが、(次は「キーシンは、ミケランジェリの気難しさに
アットホームさを加える」と訳せる可能性もあるように思いますが・・)
キーシンは、このイタリア人の厳格さに、故国ロシア流派の巨大で、
低音優勢で、 鈴のような響きの特徴を加える。

(会場)いっぱいに鳴り渡る彼の響きの力は衝撃的である。彼のフレージングや
彼の演奏全体で我々が魅了されるのは、大きな力が抑制されているという
感じなのである。
・・・
これで半分です。ここから具体的な曲についてのコメントが始まりますが、
とりあえずここまでにします。直訳して分かりにくいところは意訳したり、
形容詞の順番を変えたり、能動態と受動態を入れ替えたりして分かりやすく
したつもりですが、誤訳になっていたら、ごめんなさい。