頭の上から聞こえてくる超高音域の音って慣れないと定位できないよね。ひばりの声って。
春先によく頭上を見回して、胡麻粒のようにちらちらと昇ってゆくひばりの姿を探したものさ。
肌寒い風、高曇りの陰鬱な空。場違いなほど青々と芽を伸ばす麦畑、昼下がりの校舎から響いてくる午後の予鈴。
RVWの曲そのものであるかのような記憶。
春先の冷たい風に、汗臭いスクールコートの襟を立てながら曇り空を見上げるように弾きたい。揚げひばりってそういう曲だな。