トスカニーニという人は、本質的には、自分の邪魔をする奴や自分に従わない奴を断固として許さないという気質の人だと思う。
反ファシスト、反ムッソリーニというのも、一般に言われているように独裁への抵抗だとか自由の希求とかじゃなくて、そういう部分から出てきているのでは。振れた針の方向こそ違えど、トスカニーニとムッソリーニの内面はかなり同質な部分があるように感じる。

だからと言って、トスカニーニの音楽の素晴らしさは微塵も揺るがないんだが。