後期交響曲の中で、『リンツ』は何か特別な扱いを受けがちな気がするね。
K.クライバーは、リンツだけを好んで演奏した。
バーンスタインは、リンツだけを真っ先にVPOと録音した。
晩年のベーム/VPOの録音には、リンツが含まれていない。
カラヤン/BPOの、特にEMI時代の録音では、他の演奏と比べてリンツは特に
癖の強い、カラヤン色に染まりきった演奏のように感じる。
何かこの曲には、良くも悪くも指揮者たちから特別の反応を引き出させる
要素があるのだろうか?もしかすると、指揮者にとっては最も扱いにくい曲なのかな?