よくブルックナーの「オルガン的な響き」なんて言葉を耳にしますが、ブルックナーを聴いてオルガンなど浮かんだことはありません。

ブルックナーの交響曲はすばらしい大自然の中に身をおくのに似ています。
八ヶ岳散策、崇高な夕映え、牧場の片隅にそよぐ一輪の花、青空に浮かぶ白い雲、
それから悠久を想い、生きる者の淋しさを想い、神を想う心、それがブルックナーの音楽の本質でしょう。