>>328
内藤さんの(演奏)CDを例にして。(音友の批評にもあったけれど。)
メンデルスゾーンで言うと「フィンガルの洞窟」だと、荒波がグーンと押し寄せてきて彼方へひいていったり、さざなみが
ぴちゃぴちゃ。風がザワザワさわいだり。はっきり聴こえるよ。
本当だよ。薄日がさしたりね。音色も微妙にかわるんだ。まったく写真でみたへブリーデスのように、
岩壁や海がせまってくるんだ。
また、メンデルスゾーンの「イタリヤ」の
たとえば2楽章。ターララー〜と言う頭の部分ね。
ここなんか、ターのところ、この音、一音のなかでも弾力性があって、みずあめをスプーンですくったように、「響いてねっとり」。
だから叙情的なんだよ。ノンヴィブだけでなく、ポルタメントや中ぶくらみを、ほどよくつかっているんだ。これもここでの今までの話にでてきたが、
当時はこれらを使って、かなり繊細な表現ができていたことは知られているね。
ピリオド奏法はノンヴィブだけじゃないんだよ。
だが、いままでピリオドと称されてきた演奏は、ノンヴィブだけつかっていたんだ。だから、味気なくひどいものだったんだよ。
内藤さんのコンサートに行ってみるとわかるよ、右手の弓使い(動き)が、派手にいろいろ動いてるのがはっきりわかるよ。