大阪に転居して15年。 大フィルには東京のサラリーマンオケには無い魅力
を感じる事が多いし、本来持っている技量が東京のオケに比べて劣るとも感じ
てはいない。
その反面大阪人の気質?(やっぱり関西出身が多いし)だろうか、ツマラナイ
棒振りや共感出来ない解釈を押し付けられた時に、結構集中力を切らしたりプ
ッツンしてしまう事が有る様にも感じている。
つまりはそれなりに当たり外れが表面に出易いオケだと感じている。

今回は東京に出張中だった事も有り、東京公演と昨日のシンフォニーホールで
の演奏の両方を聴く事が出来た。
やはり東京公演よりもホームグラウンドでの演奏の方が良かったですね。
但し、指揮者の解釈には大きな疑問が残りましたし、オケサイドも当然それを
感じていたでしょうね。
上記に述べたこのオケの特性に加えて、それなりにオケの負担が大きい(特に
管楽器)曲を、朝比奈御大よりも更に遅いテンポ(異常とも言える)で振られ
たら、曲の特性を考えても間延びしてしまって、演奏サイドが集中力を維持す
るのは至難の技だと思います。
ですから負担の大きな管楽器に多少のキズが出ても仕方が無かったかと。

指揮者は前の演奏とは違う事をやってみたかった様ですし、新しい解釈にトラ
イするのも結構な事ですが、何だか完成度の低い創作料理のフルコースを強引
に食わされた感じがして釈然としません。
大植氏には、もっと地に足を着けた音楽造りを期待したいところです。

オケもホルンの池田氏は流石に素晴らしかった。あの解釈の棒の元では一服の
清涼剤とまで感じた・・・と言ったら言い過ぎだろうか?
フルートは、本来首席の位置に座るべき榎田氏が4番だったのが残念でしたね。
お陰でトップは痛過ぎ・・・。  まあ深くは言いませんが。(笑)
ラッパも長老と新人は流石でした。
棒がまともだったら、やはり大フィルは良いオケですよ!
東京の方々、今回は交通事故に遭った様なものと諦めて、次回に期待しては如
何でしょうか? まだまだ当たった時に出す朝比奈サウンドは健在ですよん。