ヴァイオリン レイトの会 6巻目
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0678名無しの笛の踊り
2009/03/20(金) 00:41:01ID:ukBZrH/Wなかなかに興味深い話題なので、私も一言だけ蛇足を。
私も >>648 はいわゆる「釣り」だと思うが、相当巧妙に考えてあると思う。
これまでの流れでどなたからも指摘が出ていないことも意外だが、>>648
が初めに持ち出してきた「des-moll」なるものは、♭調号短調の系列の中に
生じてこない調性だ。♭7つ(つまり音階上の全ての音に♭を付ける)の
as-moll(変イ短調)までできるが、des-moll というのはできない。
des-moll というのはシャープが4つ付く cis-moll と「異名同調」の関係と
考えられるが、そもそも元となる des-moll というのが♭調号短調の系列の
中に生じ得ないのだから、「異名同調」の中にも cis-moll と des-moll という
組み合わせは普通採録されない。
ごく手近な所で、ヤマハの「学校教育関係者向け」の「楽譜について学ぶ」
という楽典基礎のような講座
http://www.yamaha.co.jp/edu/play/gakufu/4th/index.html
では、短調の異名同調のペアとして、
嬰ト短調と変イ短調、嬰ニ短調と変ホ短調、嬰イ短調と変ロ短調
の3つである、としている。
しかしながら、♭5つで Des-dur ができるわけで、この Des-dur に
対する同主調(主音が同じ長調と短調との関係を「同主調」という)と
して des-moll という短調音階が当然考えられる。Des-dur に対する
同主調として理論的には考えられるのに♭を用いて作ることはできない、
という、非常にトリッキーな調性を、逆に一番単純なCがその導音と
なるとしてさりげなく出してきている所に >>648 の非常な作為を感じる
のは自分だけではないだろう。
>>648を初めとして、それに対するここでのいろいろな反応を読んで、
音律、音階の問題の奥の深さを再認識させられた。
なお、上で一部(>>655 もその趣旨か?)指摘されている点は、
移動ド方式を採った場合、>>665 も問題提起しているとおり、「des-moll」の
導音としてのCは「ソ」ではなく、正しくは「ソ♯」となるので、このように訂正
して考えれば解消されるだろう。
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