カラヤンは神だと思っている。
30年ほど前の夏休みに両親とザルツブルグへ旅行し地元のレストランで
食事をしていた時の話。
両親と3人で食事をしていると表にポルシェが止まったので
誰だろうと思ってるといきなりカラヤンが玄関から入ってきた。
意外にもイタリアンないでたちで
カラヤンが「いつものやつをくれ」と言って二階へ上がろうとすると、
店内にいた地元集団が「カラヤンだよおい!」「カラヤンかっこいい!」などと
騒ぎ出し(もちろんドイツ語だが)、カラヤンが戻ってきてくれて即席サイン会になった。
店内に13、4人ほど居合わせた客全員に店内にあった色紙を使い
サインをしてくれた。
地元集団のなかにアマチュアオケのメンバーがいるとわかったカラヤンは
いい笑顔で会話を交わしていた。
そしてカラヤンは「それでは諸君、ご機嫌よう。」と二階に上がっていき、店内は静かになった。
私と両親はカラヤンの気さくさとかっこよさに興奮しつつ
食事を終え、会計を済ませようとボーイを呼ぶと階段の上を指差しながら
「今日のお客さんの分は出してくれましたから。また来てくださいね」と。
あれには本当にびっくりした。