山口福男作曲「ベルリンの月」観に逝ったよ。
 戦前の埋もれたヴァイオリニスト兼作曲家貴志康一の半生を描いたもの。
 初演は3時間だったのを2時間に縮小して日本スケッチの管弦楽を追加した。
貴志康一入門にはよ、よよよ良いのだろうか? 改訂したとはいえ貴志の生涯
を断片的に描いた感あり。自分の音楽を完成させたいとベルリンでマリアに言う
のはいいが病床で"完成"しちゃってるのは???人間としての存在感が貴志とマリア
以外薄いのは・・・「雰囲気オペラ」という言葉が頭を過った。
 でも・・・オペラを観た後で興味が湧き史実とオペラの相違を知る事になれば
それでこのオペラの価値はある・・・と思う。
 音楽的には失礼ながら意外と「良い意味で濃ゆい」くかんじた。
とはいえ演奏陣を舞台面に上げたピットに配し、紗幕製オペラカーテン後ろとピット
まわりの銀橋で演技させたのは簡素ながら上手い演出だと思った。