《白鳥の湖》はバレエと音楽の乖離が最も多きい作品であるといえよう。
その理由は(1)作品自体が異様に優れていること。(2)物語の由来が
民話伝承に基づいているため1つの明確な筋立てを確定できないこと。
(3)音楽の根源にまで及ぶ他人の手が加えられていること。
などによると思われる。
バレエ当事者側から見れば、全曲版CDなど何の役にも立たない代物であるし、
音楽愛好家から見れば、現代実践されているバレエは音楽自体が持つ構造美と
必然性を無視していると言わねばなるまい。「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
はその矛盾を端的に表す現象の一つと見るべきであろう。
バレエの側から見れば、これは>>203の説明どおりである。しかし音楽の方
から見れば、ttp://en.wikipedia.org/wiki/Swan_Lake#Tchaikovsky_Pas_de_Deux_1877
に説明されている、いわゆる『ソベスチャンスカヤ伝説』なるものがいかなるもの
ものであるかを解明しなければならないだろう。