あの文庫本、父が「コンピュータのデータ解析テストに使うから、何か“典型的な日本語の文章”を貸してくれ。」って言うから貸したら、そのまま返ってこない。

「モーツァルト」はまとまりが悪くてとりとめがない文章、という印象が残っている。モーツァルトの音楽の魅力は伝わってこなかった。
「無常という事」は、丸谷才一の「小林秀雄は読者にハッタリをかけて凄いことを言っているように見せている」という批評がそのまま当てはまっていた気がする。
「骨董」が一番面白かった。明らかに力を抜いて手も抜いたようなやつだったけど、そこが良かった。
他の作品以外は印象に残っていない。

もう一度買い直す気は起きないな。