シベリウスの第三楽章から新たな像を浮かび上がらせた。
こういうのはヘロヘロになった爺さんがテクニックの衰えと引き換えに出してくるものだが、
この年齢にしてしっかりとした構築感とともに、直接的でない多面的かつ重層的な感情を伝えた。
技術が前面に出る最近の若手ヴァイオリンとはレベルが違う。
シベリウスの音楽が一段と価値を増した。