演奏会を聴きに行くと時々変な事に出くわす。
それが目的で行く訳ではないのだけれど本当に普通では考えられない事が起こる。
一番仰天したのは秦野に諏訪内のリサイタルを聴きに行った後、
帰りの電車で諏訪内と児玉桃の乗る車両に乗ってしまった事だ。
「絶対、見間違えだ!諏訪内の楽器は億もするはず。それが電車で移動する訳がない」
と思っていたが児玉が本厚木で降りた後、車両乗り換えをしてまた諏訪内と一緒の
車両に乗れた。そして、母親と思しき人を挟んで諏訪内と同じ座席に座った。
これはチャンスと思い母親らしき人伝いにサインを二枚ねだった。
すると母親らしい人が諏訪内に「いい?」と聞くと諏訪内は頷きサインしてくれた。
諏訪内はサイン嫌いだと思っていたから、オレは降りぎはに諏訪内に
「ご無理を言ってすみませんでした」と言うと諏訪内はただ表情を変えず
あの大きな目で見返すだけだった。一メートルも無い距離だ。
今でも信じられないがサインには諏訪内晶子と書いてある。
なんちゃって諏訪内じゃないかと今でも疑っている。
ただサインは今でもある。大事にとってある。その時のサインペンも。
因みに昨日は諏訪内の三十七歳の誕生日。そして今日は俺の四十三歳の誕生日。
梅津時比古さんの音楽インタヴュールームでは吉野直子とツーショット写真を
撮ってもらいサインも貰った挙句に吉野直子とお話が出来、大胆な俺は吉野さんに
「諏訪内さんとは友達ですよね」っと聞いてしまった。これには梅津さんも吉野さんも
当惑し梅津さんは「友達と言うよりは・・・」吉野さんには俺は続けざまに
「本でツーショット写真を見ましたよ」と言うと吉野さんは
「ああ水戸室内のヨーロッパツアーの・・・」という具合だった。
俺ってやっぱり馬鹿だろうか?
梅津さんは諏訪内さんとも知り合いらしく何れは諏訪内さんともお話が出来るのでは
ないかと期待していたが講座は終わってしまった。
梅津さんと言えば姪御さんもプロのヴァイオリニストだよね。
俺、茅ケ崎に住んでるんだけどここにいると藤沢、鎌倉辺りに結構有名な演奏家がいたり
するんだよね。茅ヶ崎にも安田謙一郎さんとかいたりするし・・・