この曲の第一楽章の一番のポイントは展開部から再現部の第一主題を弦のメロディーに乗ってピアノがオクターブのコードを弾く所の
テンポ設定ではないでしょうか。直前のオーケストラ処理は様々で、どれもありかなと思いますが再現の第一主題だけは
演奏者によってかなり印象が違います。この観点からすればルービンシュタイン/ライナーがベストかな?と思うんですが。
オーマンディやミトロプーロスとの録音ではこうはなっていません。ここまでこのダブルオクターブの和音をコントロールできているのは
他にないし、ルービンシュタインも全盛期だったのではないですか。ライナーのこの主題のスタートのしかたもテンポ設定も見事だと思います。
ライナーは後年のクライバーンとの同曲録音ではこの感じが出ていません。