いやいや、俺もパワー中心の演奏は趣味じゃないよ。
現にエマヌエルの、チェンバロオブリガート伴奏と通奏低音伴奏の
フルートソナタは、チャーログの演奏を想像するより、バルトルドのCDのほうがいいと思う。

なんと言っていいか、多分考え方は一緒で趣味が違うんだろうと思う。

実際にクヴァンツのフルート協奏曲(レイチェル・ブラウンやチャーログが出してる)を聴くと、
ああ、これが大王の求めていた音楽なんだな、とわかる。
装飾的で和声的、そしてヴィルトゥオジティの誇示。
そこにはパワーはむしろ邪魔になる。

エマヌエルの協奏曲の場合、まず強弱のコントラストがクヴァンツなんか比較にならない。
だから、ある程度の強奏もできるパワーは必要になる。
そして、この時代の協奏曲にしては珍しく、オケが分厚い伴奏する場面も多々ある。
まあ、つたないながらも演奏した経験から、「ある程度の」パワーが
「協奏曲の場合には」必要だな、と思った次第。