>>357>>370
>チェンバロ製作者の高橋さんも業界では「異端児」wだそうだから
そもそもチェンバロは製作された地域や時代によって大きく構造も音色も異なる楽器だ。
チェンバロの生産が始まった最初期のイタリアにおける通称イタリアンチェンバロは18世紀末までほとんど構造が変わらず、
音域が拡大された程度だった。他地域のチェンバロと異なり、打鍵の強さに鋭敏に反応するチェンバロとしては珍しい特徴があり、
板もきわめて薄く、最初期のイタリアンチェンバロはたった15kgしかない軽さで、打鍵の強さによっては楽器全体がびりびりと震えるほどだ。
これに対して、フランドルのルッカースチェンバロは打鍵の強さに反応することはなく、
その代わり音がよく伸びる今日皆がチェンバロとイメージするチェンバロらしいチェンバロとなった。
このルッカースモデルから豪華な装飾が施され、ときにはルーベンスの工房に装飾を依頼する高価なチェンバロも生産されるようになり、
ヨーロッパ中に広まっていった。ただし、ルッカースのチェンバロで高価でない物は今日のピアノと変わり映えしない鍵盤で、
高価なものはいわゆるチェンバロらしい今日のピアノとは鍵盤の色が逆になったものとなっている。
理由は安いものは白鍵に牛の骨を使い、黒鍵に着色した木を用いたのであり、
高価な時は白鍵に象牙を使い、黒鍵に黒檀を使用したのである。
フランスではアンリ・エムシュ、英国ではカークマン等、多数の特色あるチェンバロが生まれている。

どれも互いに異端と呼べるほど違うものだ。

従い高橋氏の作るチェンバロが異端であると書くことによって賠償額を引き下げる目的があり、今後も責められないようにする
狙いがあると思われる。