この録音が、せめてワルター晩年のステレオ並みの音質だったら
印象はもう少し変わるだろうか。第3楽章前半と、第4楽章の
歓喜の主題が膨らんでいく箇所以外はまず聴かない。

ドイツ人のある評論家がこの演奏を酷評していたのを思い出す。
フルトヴェングラーは自分が最高の指揮者だと自認していたため、
何をやっても許される、尊敬されると勘違いしていた。ゆえに
こんな下品な第9が振れたのだと。