第九史上、最高のひとつなのは間違いないでしょう。紛れもないフルトベングラーの音楽。
無駄な弛緩や個人的な解釈はとことん排除されている。
ただもうひとつ伝わってこない。
バルビローリのマラ9にある直接心を打つ何かがどうも薄い気がする。

こういう音楽は普通のお仕事演奏からは出てこない。
普通、大の大人が何十人も集まって気持ちが一つになることなんてありえない。
経験上、オケの定期公演は良かった、悪かったのレベルの違いであって、何回行っても本当に感動することはない。
器楽の場合はよくあるんだけど。

こういうCDは、普通の録音や定期公演の音とは間逆なんだよな。