面白いご意見ですね。
茫洋とした(?)ブルックナーの音楽は個性のはっきりした
指揮者より、むしろ二流の先生タイプのほうが、それらしく
聞かせられるのでしょうか。

トスカニーニのブラームスはNBCとフィルハーモニアの両方を持って
います。フィルハーモニアはオケが少し遠く聞こえます。ホール中程の
客席で聞いているようです。音質を含めるとNBCの方が好きです。
強靭なアンサンブルと強い推進力で有無を言わせずに聞かせますが
弦のカンタービレに感銘を受けます。存分に歌っていますね。

トスカニーニは「楽譜に忠実な指揮者」と評されたこともあるようですが、
第1番などティンパニは楽譜通りではありません。それでも楽譜に
忠実だと評されるのは、当時の指揮者はかなり譜面に手を加えていたという
ことでしょうか。日本でも昔、指揮者は譜面に手を加えるのが当然で
そのまま演奏するのは無能の証という考えと指揮者が勝手に手を加えるのは
作曲者に対する冒涜という二つの考えが衝突した時期があったとか。