テンポが遅い云々は少しばかり違うように思う
リスボンのブル8やアルトゥスのブル5は一聴しただけで凄いと思えるのに
(そう思わない人を否定するつもりはない、俺は押し付けがましいチェリヲタは大嫌いだから)
同曲EMI盤は何度聴いても遅いと思うだけで良いと思えない
例えばアルトゥスのブル5とEMIのブル5を聴き比べたら
テンポはほぼ同じはずなんだがアルトゥスのは遅いと感じない
EMIの方はブロックを並べるような演奏で失速感が凄いし
金管やティンパニの強調がとてつもないのでそれはそれで面白いかも知れないが
決してバランスがいいとも思えない
確かに場面場面では凄いと思っても途中で何の曲を聴いているのか分らなくなる
だから仮にEMIのブル5を至高としたらアルトゥスは地味だと思えてしまうのだが
バランス、見通しのよさという点で明らかにアルトゥスに軍配が上がる、と俺は思っている
それらがEMIの録音(マスタリング?)のせいだけだとは思えない
チェリは晩年になるほどブロックを並べるだけのような演奏が多くなり(勿論リスボンのような例外もあろうが)
それが曲の見通しの悪さに繋がり、実際のテンポ以上に遅く感じられる原因ではないかと思える