ブルックナー交響曲第九番

ハイティンク/バイエルン放送響 2001 ★★★★★

虚空に、生の多忙さにおいて散らばった音の残滓、ひらひら舞い落ちる。
それは手近い音と連なり、世界に不要になった自らを、慰めあう。
連なりは爆発的に連なり、築き上げる、その壮大な悲劇を。高まった悲劇は、
奏でる、高々とコラールを。しかし世界に参加する資格ないことをますます痛感し、儚く散り舞って。
物凄いライブである。寂寥感においては、あのシューリヒトを凌がんばかりだ。
音質も、海賊盤とは思えないほど良い。ハイティンクは今、こんなにも深い瞑想を
宿している。オケもとても優秀だ。

こんな裏青が在るのを知ってますか???