欧米人の方が詰らないものを極端に嫌う。日本人の方が「わび」だの「さび」だのといった
一切の虚飾を排したものに共感を示すが、欧米人にはそういうシンパシーは無い。

だから数々の名曲と言われて何百年の時を超えて聴き継がれてきたものは、如何に聴衆を
飽きさせないかに細心の注意が注がれている。ショパンコンクールでの話だと記憶するが、
あるお国のピアニストが自分の力量で優勝できなかったのはおかしい、何か政治的な思惑が
あるのではないかと不満を述べたが、審査員の評価は「彼の演奏はロボットのような演奏」
というものだった。