自然が人間の音楽観を育むという立場に立てば、
四季の移ろいがむやみやたらに多彩かつ繊細で、他国から見れば心底恵まれてる
温暖湿潤な気候って、むしろ「偉大な音楽」をやるには足枷になると思うんだが。

上手く説明できないんだが、こういう自然環境に恵まれすぎていると、結局「どんな
ものにも良いとこあるよね!」みたいな、のどかな汎神論のノリになって、かえって
誇大妄想的なファンタジーや厳しい自己批判性が殺がれるような気がすんだよね。

邦人の作曲家なら断然伊福部が好きなんだけど、あの人って大戦までは、極寒の北海道の、しかも
とんでもない僻地で働いてた訳じゃない。
アイヌの影響をさっぴいても、そういう特別な環境で感性が磨かれたのは間違いないと思う。

とは言っても、だからコンクリートジャングルの大都会では豊かな音楽性が育たないっていうのは
必ずしも妥当じゃないとは思う。
上の自然環境で言えば、東京砂漠なんて特殊にも程がある土地なんだから。
ただここで問題なのは、東京やニューヨークで育まれる音楽性って、クラシック向けでは
ないんだよね。それこそジャズの方がしっくりくる。
緑豊かな田園地帯でジャズの音楽性が育まれるって言われても、ちっともピンとこないしwww