ベームは壮年期は先端的指揮者で、だれも振りたがらなかったベルクのオペラ
を歌劇場のレパートリーとして定着させたのもベームの功績だし、
クナに代表されるドロドロ解釈しかなかったワーグナーに新しい光を当てたのも
ベームだし、ヨハンシュトラウス並の軽い扱いを受けていたモーツァルトを
今のような地位の基盤を作ったのもベームだった。
ベーム存命中は聴衆もそれを知っていたから神もように扱った。
朝比奈やヴァントが晩年人気が出たのとわけが違う。