手元の事典見ると
「トロンボーンの原型サックバットは15世紀末に現れる。」

「16世紀初期頃から教会音楽の中に活路を見つけ、高音部を受持つコルネット
と共に合唱の各声部をなぞるために大活躍をした。」

「トロンボーン(大きなトランペット)の名称を与えられ、オーケストラの
一員となるのは約1世紀後の17世紀である。」

ベートーヴェンが活躍する18世紀末~19世紀初期の時点で教会音楽だけとの強い
結び付きを示唆する記述は全く無いね。やはりあれは俗説のたぐいなのだろうか。
少なくともパイプオルガンほどには教会専用の楽器じゃないようだね。

みんなが書くように、オペラでは以前からよく使われているよね。
18世紀末頃に金管を多用する世俗音楽としては、
革命期のフランス音楽も挙げられるので、ゴセックのオペラ
『共和制の勝利』(初演1793・パリ)の音盤(古楽器演奏)見たら、
案の定Tromboneが入っていた。
これだけ世俗音楽で先行実例があると、仮に交響曲での使用はベートーヴェンが
最初だとしても、そのことだけで斬新という旧来の説明は
ちょっと大袈裟に感じますね。