アンフィオン管楽八重奏団(ピリオド楽器使用)による
クロンマーの新譜が6月にベルギーACCENT(アクサン)から発売されるね
(ACC-24207)。
今回の収録曲は「管楽パルティータOp.73、78、83、作品番号なし」の計4曲。

この団体のクロンマーは、スイスPan Classicsから発売の「管楽パルティータ
Op.57、69」「ハルモニーOp.76」を録音したPC10142があったが、これは
個人的にかなり楽しめた。

クロンマーは1818年にはヴィーンの宮廷楽長に出世し、多忙そうに見えるが
その割にはこの人も多作家だね。本来Vn奏者なのにクラリネットやオーボエ
を編成に含む曲を数多く作曲しているのが面白い。
Op.36の哀愁を帯びたクラ協(1803刊)はクラ協好きなら外せないだろう。

ピリオド演奏でないのが残念だが、スイスのTUDOR(テュードア)からは
クラリネットやオーボエを含む室内楽や弦楽四重奏曲の録音が出ていて、
クロンマーに意欲的なレーベルと言えるかも。特に
TUDOR7022に収録のオーボエ四重奏曲第1、2番
TUDOR7080に収録のクラリネット四重奏曲Op.21-1、2
は非常に良いね。オーボエ四重奏曲第1番の中間楽章Adagio
や第2番冒頭楽章の歌謡的な第1主題はうっとりしてしまう。

そう言えばPC10142収録の「パルティータ変ホ長調Op.69」と
TUDOR7089収録の「クラリネット四重奏曲 変ホ長調Op.69」とは
作品番号は同じだが、別の曲だね。多作家にはよくあることだけど。