「フォーレのノクターンの問題無しに最高の演奏」
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 フォーレ自身と親交があったフランスの女流ピアニスト、エンマ・ボワネによるフォーレのノクターンの演奏です。
1番から6番までしか収録されていませんが、間違いなくフォーレのノクターンの最高の演奏で、
1番冒頭など普通のピアニストが漫然とリズムを刻むだけの下声部の伴奏の上にただ単に旋律を同時に乗せるだけなのに対し、
下声の伴奏の和声の変化をしっかり示し、それだけで彩りの変幻を感じさせ、
和声の変化の強調に必要とされるバスのオルゲルプンクトの強奏と相俟って、
旋律と全く別局面の伴奏の和声の変化だけで音楽の(ストーリー的な)進行をはっきり感じさせ、
上声部の旋律と合わせて重層的な構造を作っており、普通に聴いていても和声の四重、五重の音の動き、変化がわかります。
ゼクヴェンツでの音の距離感の変化、楽譜から読み取れるピアニズムの様式の変化もそれに対応して弾き分けており、
これに比べると他の演奏はのっぺらぼうな演奏に聴こえます。