アンコールの段になって、宇野功芳は「実は今回は曲を用意していなくて…
先程の『レオノーレ』の終りが上手く行かなかったので、その部分だけもう
一度」といって「レオノーレ」のコーダを演奏した。アンコールが決まって
おらず、本編の演目の部分を再度演奏など、最近では珍しいことだが、
これが本当のアンコールの姿ではないか、と喝采を贈った。
そういえば、古の時代にはアンコールというと本番でやった曲の殊に評判
の良かったものを再演、というのが当り前だったらしい。