>>696
Pf協4番を両手用に改作しようとした計画は中止したと言われているね。
漏れはその「4番両手用」が発展してPf協5番になったんではないかと思
っている。5番の第一楽章第一主題は4番と基本線が似ているし、その後
の曲の色彩も何となく似ているのがその根拠。
多分、作曲者自身が内容に制約の多い4番をそのまま両手用にすることの
意義に疑問を持ったんではないか? で、無理に4番の延長ではなく新たに
自由に作曲したのが5番だったんだろうと思っている。
そして5番についてそれ以上に重要と思われることは、今まで言及され
ていないことだが、これは望郷の音楽だろうというのが漏れの説。
緩徐楽章での雄大なロシアの大河や森を想わせる表現や、最終楽章で
「ロシア序曲」Op72に似た旋律が出てくることがその理由。作曲者は
5番の作曲後ほどなくロシアに帰国した。